歳末の浪速・ラジウム温泉
歳末の大阪市内へ向けて走る。安威川、淀川と走り継ぎ、天神橋筋商店街も通ってみたが、すごい人通りで走れない。やむなく車道沿いに回避。堺筋に移って黒門市場をのぞいてみると、ここも大変賑わっている。こういう風景を見ていると、ほんとうに世の中不況なのだろうかと疑いたくなってくる。
日本橋のでんでんタウンあたりを走ると、昔とはちょっと風景が変わっているようだ。まず、歳末だというのに人通りが少ない。これは不況の影響か。確かに10年以上前ならば年末には電化製品を買いに電気街に繰り出したものだが、最近はネットで買うのが当たり前になってしまい、電気街でいろいろ品定めということをしなくなった。それと、電器店以外の、いわゆる萌え系やらガンダムやらのグッズショップが目に付くような気がした。秋葉原ほどではないにせよ、ここもアキバ化しつつあるということだろうか。
ようやく通天閣までたどり着いた。2時間半近く、結構時間がかかった。
行列ができているので何かと思ったら、通天閣に上がるための待ち行列のようだった。待ってまで登るほどのものなのだろうか。
そして今日の目的地、まさに通天閣の真下にある銭湯「ラジウム温泉」だ。料金410円だが、今回はタダで利用させてもらった。というのも、「温泉博士」という雑誌を購入すると、そこに載っている何件かのお風呂については、雑誌を見せると1回無料で入れる「温泉手形」なるものがついているのだ。この雑誌自体は450円なのだが、これでほとんど元が取れてしまったことになる。商業的にペイするものなのだろうか。
それはさておき、風呂の方だが、見た目は昔ながらの銭湯。最近改修して露天風呂を増設したとのことだが、町中なので壁に囲われていてほとんど空しか見えない。通天閣の頭だけがちょこっと見える。銭湯なので天然温泉はなし。人工の炭酸泉があったが、泡などは見あたらず。ただぬるいのにしばらく浸かっていると汗がポロポロ出てくるので、それなりに効果はあるようだ。他にはミストサウナ、水風呂と、なぜか薬湯と電気風呂が一緒の浴槽があったが、特段秀逸ということはなかった。
むしろ特記事項として所々に「ホモ行為厳禁、警察に通報します」との看板が掲げられていたこと。確かに事前のリサーチではその手の人達が集まる傾向にあるという情報があったが、どうやらほんとうのようだ。幸いにして今回はそれらしき客はいなかったのだが、その代わりに入れ墨をしたヤ○○の兄ちゃんがいた。本場もんでっせ。入口に入れ墨の人入場禁止とも書いていなかったし、何か悪さをするわけではないので別にいいのだが。温泉らしき要素なしと言うことで、今回評価はなし。
帰りに串カツでも、と思ったが、あちこちの店に行列ができている。並んで待ってまで串カツ食うほどのもんなのかねえ、ということでうどん屋でどんぶりとうどんをいただいて帰った。ちなみに昼食代と電車代で1000円かかってしまったのだが(爆)。
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