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六甲おとめ塚温泉

081116_2阪神石屋川駅から歩いて5分ぐらいのところにある「六甲おとめ塚温泉」を訪れた。18時前でももうすっかり暗くなってしまった。日曜の宵の口ということもあり駐車場はいっぱい、ロッカーもほぼ埋まっているような混雑ぶり。

中は湯あそび広場系列ということもあり、武庫川の元浜と似たような造り。ジャグジーは普通の白湯だったが、さらに別のフロアに源泉浴槽がある。薄い緑色で、においはほとんどなし、味もしない。ほんのわずかにヌルヌル感。しかしここの湯の最大の特徴は炭酸泉であること。しばらく浸かっているとびっしりと炭酸の細かい泡が付いている。

露天にある方の源泉浴槽はさらに泉質がいいようだ。わずかに金属臭が感じられ、細かい泡も流れてくるのがかすかに見える。ところが残念なことにもう外は暗くなってしまっているので、見た目では泡がすごいということがあまり感じられなかった。昼間見たらもっと印象は変わったかもしれない。

さすがは炭酸泉、湯温自体は41℃とぬるめなのに、長く浸かっていると汗がボロボロ出てきて、風呂を上がっても体がポカポカしたまま。

★★★★☆ 前評判が非常によかったのがかえって災い、★4つ。

それから、この温泉の名前の由来が書いてあったのでアーカイブ。
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六甲おとめ塚温泉 縁起

このおふろの南に、処女(おとめ)塚古墳があり、東西にそれぞれ求女(もとめ)塚古墳があります。このおふろの六甲おとめ塚温泉という店名は、これら三つの塚にまつわる美しくも愛(かな)しい物語にちなんで名づけられました。
むかしむかし、このあたりは海べりの豊かな土地で兎原(うない)と呼ばれておりました。ここにひとりの美しい乙女が住み、兎原乙女(うないのおとめ)と呼ばれ、多くの若者たちから吾が妻にぜひ、と求め続けられていました。
中でもこの地に住むたくましい若者兎原荘士(うないのおとこ)と、東の方茅渟(ちぬ)に住み笛をよくする茅渟荘士(ちぬのおとこ)はとりわけて激しく乙女を求め、ふたりの愛にはさまれて、彼女のこころはなすすべもなく切なく揺れ動くのでした。
そして乙女はふたりの荘士(おとこ)のひたむきな想いのどちらへも傾くことができず、ついにある夜舟をととのえ海のかなたへと去ってゆき、何処かに身を隠してしまいました。
乙女は自分を愛するふたりの若者が、その愛の純粋なあまりに争うことになるのを見るに忍びなかったのです。
それを知ったふたりの若者は、それぞれ乙女を追ってまた海のかなたへと旅に出、ふたたびこの里に帰ることがなかったということです。
後世、このあまりにも愛(かな)しい濃いの物語を偲んで萬葉の歌にもなり、ものがたりにも多く書かれて今もなお三つの塚がここにまつられております。
このおふろは新装に当たり、この土地の愛恋ものがたりに因んで六甲おとめ塚温泉と名を改め、サロンは兎原乙女の優美さをあらわし、向かって右のふろは茅渟荘士の都ぶりのやさしさ、左のふろは兎原荘士の鄙ぶりのつよさを象徴するものとしてデザインされています。
日毎に男女を入れ替え営業しますので、いにしえのロマンを偲び、それぞれの湯あそび満載のおふろを心ゆくまでお楽しみくださるようお願い申し上げます。
 萬葉集 巻九 一八一〇
   葦屋の兎原処女の奥津城を
    行き来と見れば 音のみし泣かゆ
        高橋連虫麻呂

 六甲おとめ塚温泉
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