飛鳥山
石神井川沿いに川下方向へ走ると、王子駅に突き当たる。その近くに飛鳥山公園があり、北区飛鳥山博物館、紙の博物館、渋沢資料館となぜか一見無関係の3つの博物館が並んでいるので訪れてみた。公園内にD51が置いてあったので、ついでにカメラに収める。
まずは渋沢資料館、これは渋沢栄一の功績を記念した資料館。渋沢栄一というと実業家というイメージがあるが、実業家になる前に明治政府にいたのか。若い頃から活躍していたのだなあ。単に財をなしただけでなく、道徳面の大切さを意識していたのが某ホリエモンや村上ファンドとは違うのだと実感。
次に飛鳥山博物館。ここでは飛鳥山周辺の歴史・民俗を展示。縄文時代、気候が今より温暖で海水面が高く、関東平野の大部分は海に沈んでいたそうだ。この飛鳥山は高台になっているので陸地だったが、海岸間近ということで貝塚が残っているわけだ。逆にその後寒冷化した時期もあり、この時は海岸線が後退し、東京湾も全て陸地となり、多摩川・荒川・利根川もすべて合流して1本の川となっていたとか。江戸時代は桜の名所として賑わったそうだ。いろいろな歴史があるものだ。
最後に紙の博物館。王子製紙の関係でこの場所にあるのかしら。現在日本の古紙再生率は62%。もっと高めないと。紙漉の体験ができるというのでやらせてもらった。牛乳パックの繊維を材料にしてハガキをつくる。既に水に溶かし込んだ状態から始めるので案外簡単にできた。
それぞれ単体で見るにはちょっとショボいが、3つまとめてであれば合わせ技で1本ということで並んでいるのだろう。
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