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アジアの火薬庫

北朝鮮で核実験が行われたらしいという情報の錯綜と、制裁をすべきだという国際社会の圧力の高まりで、朝鮮半島周辺はにわかに緊張の度を増している。まるでヨーロッパの火薬庫と言われたバルカン半島のようだ。

詳しい解説はTVでも新聞でもWebでもあふれているだろうからそちらに譲るとして、この状況を見て思うことは、かつて戦前の日本がたどっていった道にますます似てきているということだ。国際社会の軍縮を求める声に耳を貸さず、国際連盟を脱退して意気揚々と去る様は再現ビデオのようだ。そのうちABCD包囲網などと言い出すのではないか。あるいは対ナチ宥和政策は失敗だったと嘆くイギリスの姿は太陽政策の韓国とダブりはしないか。

一方、決定的な違いもある。北朝鮮は、(朝鮮戦争はさておき)まだ他国を侵略したわけではないのだ(ただし拉致はしているが)。自国の殻に閉じこもってひたすら挑発を繰り返す。あたかも針を突き立てて背中を見せるヤマアラシのようだ。

この事態にどう対処すればいいのだろう。少なくとも言えるのは、先に手を出した方が負け、ということだ。挑発に対して制裁という挑発をしかえすまではいいが、挑発合戦にしびれを切らせてしまってはいけない。たとえパールハーバーで局地的に勝利しても戦略的には意味はないのだ。

北朝鮮が持っている(かもしれない)核兵器は、包囲網を突破する最終兵器というよりも、自爆テロ実行犯が持つダイナマイトと考えた方がいいだろう。やれやれ、結論の出ない厄介な話だ。

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