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モラルの崩壊を憂う

阪和自動車道で走行中の車への発砲事件があったそうだ。最初はいわゆるカタギでない人々同士の抗争か何かかと思ったが、被害者は一般市民だった。しかも状況からすれば、相手の運転にムカついたので腹いせに発砲した、としか思えない。何というモラルのなさ、短絡的、自己中心的な行動であろう。この犯人は普段からそのような乱暴な運転をしているのであろうか。普段の性格もそうなのであろうか。だとすればこのまま社会に放置するのは大変危険な存在であり、早急に逮捕・隔離して相当のペナルティーを受けてもらわねばなるまい。

それにしてもこの一件に限らず、最近は耳を疑うような事件が後を絶たない。車の中から学校生徒に消火剤をかけたり、エアガンで撃ったりと、ムカつくからと言ってとんでもない行動に走るのだ。しかもおそらくはせせら笑いながら犯行に及んでいるのだ。モラルの崩壊を嘆かわしく思う。適切な語彙ではないかも知れないが、民度が下がっている連中が増えているのではないかと憂える。

程度の差こそあれ、禁煙の駅ホームで平然とタバコを吸ったり、ゴミ捨て場でないところにゴミを捨てたり、あるいは不祥事に乗じてNHK受信料を踏み倒したり、と言った行動もそうしたモラルの欠如が引き金となっているのではないか。米国のハリケーン被害後の市街で略奪が横行するのを見て、日本ではあり得ないと言えるほど社会にモラルが確立していると、果たして自慢できるような状況なのだろうか。

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