« 薄氷の完走 | トップページ | 微妙に損 »

世に談合の種は尽きまじ

橋梁関係業者の談合が摘発されたという報道がなされている。しかもかつて談合を解体させられたはずなのにまたこっそりやっていたというのだからあきれてものが言えない。

ここにも、最近のテーマとなりつつある「部分適応」の罠が潜んでいる。確かに、過当競争は企業の利益を食いつぶしていく。談合すれば、業界全体としての利益は守られるかもしれない。しかし、社会全体でみれば、談合のために余計な税金がつぎ込まれ、正々堂々の経営面での努力をしないずぼらな企業に食われてしまうのだから、多大な損失だ。

問題の根本は、仕事が少ないのではなく、過当競争になってしまうほど業者がたくさん居すぎるということだ。天を仰いで口を開けて待っていれば公共事業が降ってくるというような時代はもう終わったと言うことを、これらの業界は認識すべきである。

|

« 薄氷の完走 | トップページ | 微妙に損 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

土建業やってた人に、次の仕事に移りなさいと諭すのは、誰の仕事なんでしょう。資本主義らしくゴッドハンドを期待するわけにはいかないんでしょうねきっと。

投稿: Jan | 2005/05/26 05:38

Janさん、コメントありがとうございます。
戦後の高度経済成長期に、田舎の農業を捨てて多くの人々が都会に移り住んでサラリーマンになったという経過がありましたが、それと似たようなことが起きてきて当然という状態にあるのではないでしょうか。
ただ、働き手が足りないから田舎から都会へ吸引されたという当時の状況とは違って、このケースでは働き手が余りすぎているが他のどこも引き取れる状況にない、というのが難しいところですが。

投稿: くりりん | 2005/05/28 14:41

少々仕事が落ち着いたので(^^;

談合で一番問題なのは、入札メンバーを選定する
側と言う事もあり得ます(^^;
早い話、話し合いに参加しない会社を1社でも
メンバーに入れれば、談合はつぶれて、フリー
競争になるんですね。
但し、この場合とんでもない安値で落札される
事も有り、これはこれで問題が残りますが。

そんな事にならない為、ちゃんと話し合いが
出来る様に入札参加会社を選定するのが
発注側の重要事項だったりするんですね。

もちろん、天の声とか分子分母とか、色んな
ルールも有ったりするので、そうそう思う様に
行かない場合も有りますが、新聞報道で漏れたり
すると、担当者がそっと呼ばれて「もっとちゃんと
やらんかい!」と怒られたりする事も(^^;

投稿: AKA | 2005/05/31 21:08

AKAさん、コメントありがとうございます。
確かに、発注する側の気持ちとしては、いくら安いからといって得体の知れないところに工事を任せるのは怖い気がします。ましてや仕事を取らんがための大赤字入札で酷い仕事をやられたのではたまったものではありません。

というわけで、プロポーザル方式とか、最低入札価格(安すぎても失格)とかいろいろ考えられているのでしょうが、なかなかこれという解決策はありませんね。電子入札も最近の流行ですが、どうやら電子入札だから落札価格が下がるとは必ずしも言えないようですね。詳しくはまた飲み会の時にでも(^^)。

投稿: くりりん | 2005/06/02 23:37

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 世に談合の種は尽きまじ:

« 薄氷の完走 | トップページ | 微妙に損 »