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大惨事は防げなかったか

JR福知山線・尼崎での脱線事故は、死者50人と、かつての信楽高原鉄道衝突事故を超える大惨事となってしまった。何度も通ったことのある路線だけに、事故現場の様相は衝撃的であった。

それにしても、JR西日本はかつて信楽であれだけの大惨事を起こしていながら、何も学んでいなかったのであろうか。原因究明はこれからの作業となろうが、現時点で寄せられた情報によれば、運転士の技量不足が最大の要因であると思われる。乗客580人、ジャンボ機1機分の乗客の命を預かる運転士が、20歳そこそこの若造、しかもオーバーランの前科付きというのは問題ではないか。

その他にも、ダイヤ優先で安全面での配慮がなおざりになっていたのではないかという懸念、現場付近は300Rという急カーブにもかかわらず、内側に脱線防止ガードもついておらず、ATSも旧式で速度超過には歯止めがなかったと言う点など、少しずつながらもそうした要因が積み重なって事故を防ぐことができなかった。

先日の土佐くろしお鉄道宿毛駅の事故では運転士も死亡してしまったが、今回は生存しているようなので、今後徹底的に追及しなければならないだろう。また、航空機のフライトレコーダーのように運転時の速度、操作状況など様々なパラメタを記録するドライブレコーダーのようなものを全ての車両に装備していくべきだろう。

と、いくら論じたところで失われた命は戻らない。事故で犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表します。

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鉄道」カテゴリの記事

コメント

くりりん 今日は たけしたです。
これ 昔の国鉄時代やったら 動労 国労 といった
組合が順法闘争とか言って速度1割ダウン運転とか
になったり 現場から色々な声が上がったと思うのですがぁ。今は。。
ではでは

投稿: たけした | 2005/04/28 10:22

事故当日に書いたのと状況はだいぶ違ってしまいました。亡くなられた方106名、運転士も死亡。事故原因解明の最大の鍵が失われてしまいました。

まこてぃんさんのトラバ、まさにおっしゃる通りということで新たにトラバ返しで記事を書きました。

たけしたさん、確かに昔なら「それはおかしい」と抗議する勢力があったものですが、一旦世の中が豊かになり、その後バブルが崩壊してリストラ横行になってからはそうした歯止めの役割が不在のまま突っ走っているような感じがします。

話は飛躍しすぎかもしれませんが、かつて戦争への道を突っ走ってしまったのも、現在と同じ様な構造があったのかもしれません。

投稿: 自己レス | 2005/04/29 23:57

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» 福知山線事故 [まこてぃん日記]
いまだに車両内に取り残されている乗客がいて、犠牲者は最終的に100人を超える可能 [続きを読む]

受信: 2005/04/27 13:51

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