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イラク邦人誘拐殺人

早くも過去の話題となりつつあるこの事件だが、2つほどの疑問を呈示してコメントしておく。

1つめは、イラクで邦人が誘拐されるのが2度目となったが、前回と違って「自己責任論」の沸騰もなかったし、かといって自衛隊の派遣の是非についてもそれ程の盛り上がりを見せていないということである。語弊があるかもしれないが今回は拍子抜けするほどに「やけにものわかりのいい」世論だった。

確かに、台風被害、地震被害で何十人と死んでいる状況の中で、普段だったら超トップニュースで扱われるような事件であっても何となく埋没しがちであったし、しかもイラクに入国した経緯もどう見ても無謀としか言いようのない前提に、あきれてモノも言えないと言う感じで扱われてしまったのだろうか。

2つめは、これだけ残忍な手口を繰り返すテロリスト集団、最終的には何を目指しているのかが全く見えないことである。当初は、イラクに一方的に土足で押し入ったアメリカに、卑劣な手を使いながらも反撃するので、イラク国民にも多少のシンパシーはあったかも知れないが、今やイラク人に対しても無差別でテロを行うようになり、これではイラク人からも全く支持されないだろう。

国際世論を敵に回し、地元イラク人にも歓迎されず、ただひたすら世の中が混乱し続けていることだけを狙っている。しかし、多少の変動を経ながらも長期的には混乱は終息へ向かい、平和と秩序が訪れるとしたら、彼らテロリスト集団に居場所はない。 911の時にも感じたが、その存在自体が、自らが永続することを全く考慮しない自爆テロではないのか。そのような思いを抱かせることは危険だ。さらに本人らが既にそのような発想に取り憑かれているのなら更に危険だ。

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