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Winny開発者タイーホ

おそらく巷のウェブはこれに関連する話題で持ちきりだろうが(え?そうでもないか?)、一応コメントしておきたいと思う。

各所の解説で出てくるのが、便利ではあるが犯行に使う凶器にもなる道具を発明した者は罪に問われるのかどうか、と言う命題であるが、これについては過去の偉人2人を挙げて考えてみる。ダイナマイトを発明したノーベル、そして相対性理論に関連して結果として原爆の発明につながったアインシュタイン。彼らは結果としてではあるがその発明が戦争に使われてしまったことを大変嘆き悔やみ、終生平和を訴えた。それに比べて、今回のWinny作者は逮捕に際して、「著作権法がそうなっているのだったら仕方ない」というようなことをうそぶいたとか。この辺の言動から見ても、将来この作者が過去の偉大な科学者と並び賞される可能性は薄いといえよう。少なくとも志の差は歴然としている。

大きな問題は「匿名性」にある。匿名だからこそ、何をやってもバレない、そう思って程度の差こそあれ人は悪さをするのである。インターネット悪玉論も、インターネットでは匿名を比較的簡単に実現できるからこそ湧いてくるのである。むしろ匿名性は今に始まったことではない。「仮面舞踏会」などは匿名だからこそ楽しめるイベントなのである。某巨大匿名掲示板なんぞは、言うなれば現代の仮面舞踏会といえよう。

さて、大前提として著作権は守らねばならない。例えば楽曲であったり、著書であったり、あるいはコンピューターソフトであったとしても、その作者が汗水流して努力して、ようやく生み出した作品に対し、まったく努力することなくそれを手に入れ使おう楽しもうとする者は、それなりの対価を作者に払うべきである。もしそうでなければ、報酬が得られないと知った作者は意欲を失い、たとえその能力があったとしても、優れた作品を世に出すことはなくなってしまうだろう。結果として全人類が優れた作品を手にする機会を失ってしまうのである。(もちろん、どの程度の額が適切なのか、どれだけの期間必要なのかはまた別に議論が必要ではあるが。)

ところがインターネット(に限らないが)の匿名性により、著作権違反はとても容易になり、しかもデジタルだから劣化することなく際限なくタダでコピーが可能となってしまった。もしこれが匿名でなければ、たとえデジタルであっても「それなりの対価」を追及することはできるのに、である。やはり「匿名性」が問題なのだ。

解決策の一つへの糸口として、ケータイコンテンツを挙げておく。最近は、「着メロ」のみならず、「着うた」や「着モーション」まであるようだが、それらのほとんどは有料である。が、その値段は1曲数十円程度と、極めて安い。しかもその料金は携帯会社がしっかり個人を特定して捉えるので、取りはぐれることはない。そして安くはあるが大量に売れればそれなりに利益は上がる。しかも、一旦ダウンロードしたコンテンツをコピーして他のケータイに移すことはできない仕組みになっているようだ。このような形がインターネット上でのコンテンツ流通でも実現すれば、著作権の保護と良質なコンテンツをリーゾナブルな値段(タダではない)で手に入れるということが両立できるのではないだろうか。

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