さらばNTTドコモ

10000066433Gまでのフィーチャーフォン、いわゆる「ガラケー(ガラパゴスケータイ)」については、携帯各社が順次3G電波の停波(4G、5Gへの移行)を実施し、既にau(KDDI)及びソフトバンクは移行済み、残るNTTドコモも2026年3月でのサービス終了が決まっており、3Gガラケーをずっと維持し続けてきた自分も、いよいよ残り時間がわずかとなった。

ここまで意固地にガラケーを引っ張ってきた理由は、土壇場になって何かドコモが言ってこないか、具体的には「この端末をタダであげるので、頼むから4G以上のスマホに移行して引き続きドコモを使ってください」と言ってこないかを期待していたのだが、一向にその気配はなく、さらには、個人的こだわりとして、移行する端末を4Gフィーチャーフォン、俗称「ガラホ」にしたいと思っているところ、期限切れギリギリになって入手できなくなるのは避けたい、ということで、まだ9ヶ月程は猶予があったがこの機に移行を決意した。

そうと決めた際に、どの端末にするかを検討するも、検討するまでもなくほとんど選択肢がない、という現実にぶち当たった。で、ほぼこれしかないということで選んだのが京セラのDIGNO KY-42C。ガラケーの2つ折り形状を維持しつつ、4Gに対応したいわゆるガラホだ。本当は災害時のバックアップ的にワンセグがみられる機能が欲しかったのだが、強欲NHKがワンセグケータイでも受信料を取るという判決を取ったせいか、もはや携帯にワンセグが積載されることはなくなって、代わりにFMラジオが付いているようだ。

そして、端末入手にあたっても一波乱。ドコモのオンラインサイトで買おうと思ったが、ネット通販では端末代金一括支払いの選択肢がなく、3年間の分割払いしかない。一方で、ショップに行って買うことも可能でその際は一括払いができるものの、事務手数料として3850円が追加で請求されるとのこと。これって、要は端末代の分割払いを人質にドコモとの通信契約を3年間引っ張らせるか、一括払いですぐ逃げだしそうな奴にはせめて事務手数料をふんだくっておく(あるいは店頭で必死の引き留め工作を行う)という魂胆ではないかと見抜いた。怒り狂った私は、ドコモサイトですら買うことをせず、その辺の通販サイトから白ロムの端末を購入した。正規サイトでは19470円のところ21000円での購入とはなったが、事務手数料を考慮すればこちらの方がまだ安い。

というわけでSIMの刺さっていないガラホだけをまずは入手。ここからの作業は、ひとまずWifiにつないでGmail等が使えるか、だが、これも結構難儀した。標準のメールアプリはドコモメール専用なので使えない。PCメール、という外部のメールを利用するためのアプリがあるが、ここでGmailの情報を設定してもそのままでは使えない。どうやら、Google側でセキュリティ弱めのメールアプリから接続する時用の専用パスワード12ケタの英数字が付与されるようで、それを入力すること、Gmail側ではPOP3でのアクセスを現時点以降は許可にするという設定で何とか見られるようにはなった。

参考までにいま何とか接続できている設定内容をメモしておくと、受信サーバーは「pop.gmail.com」、ポートは「995」、SSL/TLSは「SSL/TLS(証明書をすべて承認)」、送信サーバーは「smtp.gmail.com」、ポート「465」、セキュリティの種類は「SSL/TLS(証明書をすべて承認)」。ユーザ名は送受信いずれもgmailのアドレスと、パスワードもGoogleアカウントサインイン用のものではなく、別途このPOP3メールアクセス用に割り当てられた専用パスワードとなる。

ただし、この環境ではプッシュ通知はされず、何分おきかにサーバに見に行く、という形しか取れない。また、届いたメールを条件付けでフォルダ振り分けもできない。さらには、一度受信して既読になったはずのメールが、あとでまたメール受信ありで未読として表示される謎現象は今のところ解消できていない。

1000006644さて、いよいよ次の段階、MVNOのSIMに移転する。だいぶ以前からIIJMioのSIMは利用しており、今でも2台持ちの片方のスマホに刺さっているが、今回はドコモの3GSIMをIIJMioにMNPで移転。免許証などの身分証画像を添付する必要はあるが、すべてWeb経由のみで申請手続きは終了。今やMNP用の符号取得も、ワンストップサービスで移転先申し込み時に同時にできてしまうようだ。

何か直近にドコモで料金プラン値上げがあったようでドコモを脱出しMVNOへ逃避するユーザーが殺到しているためか、申し込み画面には若干日数がかかりますとの注意書きはあったが、1週間後ぐらいにはSIMが届いた。

それで、昔は機種変更の際などに携帯ショップにおいて、携帯会社にFAXを送って開通手続きとかをやった記憶があるが、店頭に行かずにどうやって切り替えるのかと思ったところ、SIMと一緒に開通手続きの手順書が入っており、示されたフリーダイヤルの番号に電話をかけ、移転する電話番号と、新しいSIMの番号を入れたら、10分ほどで旧サービス失効、新サービス側開通となるのだそうだ。機種変更自体10年以上ぶり、MNP移転に至っては初めての経験なので、知らんかった。

1000006645そして10分ほど待ったところ、ガラケーの方の通信が「圏外」に変わった。旧サービス失効完了。20年以上使ってきたドコモとようやく縁が切れた。

さらば、NTTドコモ。まあ、あれだけ傍若無人の殿様商売してたら、当然の報いだわな。

1000006646そして移行先のDIGNOにIIJのSIMを刺したところ、モバイル通信確立を確認。

なお、注意事項として、DIGNOケータイにはIIJのAPN設定は入っていないので、手動で設定しそれを選ぶ必要がある。そのあたりも渡された紙に書いてあるので落ち着いて実行を。

さらにいうと、IIJのサイトでは、DIGNOケータイは動作保証対象機種のリストには入っていない。今回自分はチャレンジャー(人柱)として敢行し、運良く通話・SMS・モバイル通信とも成功となったが、誰でも絶対うまくいくという保証はないので、ご利用は計画的に。後続のチャレンジャーにとってこの記事が参考となれば幸いである。

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貝だし麺 きた田

1000006636西京極のわか練(この指練)へ向かいがてらのラーメンパトロール第13弾、この日は小雨が降ったり止んだりでラン練習会がやれるのかどうか怪しかったが、JR京都駅北西すぐのところにある「貝だし麺 きた田」を訪れた。

場所柄もあって、店の前の並び待ちスペースには外国人観光客が並んでいる。店内は基本カウンター席とわずかのテーブル席で座席数は少ない。ようやく店内に招き入れられると、まず先に食券を買うシステム。タッチパネルで多言語対応、キャッシュレス決済可とさすがである。


1000006637待つことしばし、カウンターに着丼。白湯スープに貝の旨味が染み渡っている。麺は白くて細めのストレート麺。

トッピングはチャーシューに刻みネギと赤玉ねぎのみじん切り。シンプルで優しくあっさり系。後半味変を試みるなら、卓上の七味や柚子胡椒などが使える。量はレギュラーサイズだとやや物足りないかもしれないが、走る前なのでこれでちょうどよい。

貝だし麺 1000円

なんとこの店、朝の7時から開いてるらしい。インバウンドに、日本のラーメン美味いだろう、と知らしめるポジションを果たしている。

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箕面湯元水春2025

1000006633この日子守当番は非番だったものの、早朝から自治会の用事や不具合が起きた家のノートPCの復旧作業やなんやかんやで走りに出かけるのに出遅れたのと、期限切れ間近の回数券が余っているということもあり、近場だが箕面水春までのワンウェイマラニックに出発。

ルートは基本的に旧西国街道沿いで何度も通っている道、終盤だけちょっと逸れて箕面の新興住宅街のややアップダウンのある車道を経て到着。11kmを1時間10分ほど。梅雨入り直前で曇りだが雨は振らずでむしろ走るにはちょうどよかった。

1000006625それで箕面水春自体もこのブログ記事でこれで3度目、前は昨年2月に来たばかりである。

結構混んでいて、お湯も塩素臭がひどく、温泉として見るべきものはほぼない。

1000006627風呂から上がると昼をもうだいぶ回っていたので、併設の食事処でビールセットをいただく。そこそこのお値段。だから前回は寄らずに帰ったんだっけ。

1000006628ここで関心を引いたのが注文システム。この手の温泉施設で定番のリストバンドにあるバーコードを、席にあるセンサーにかざすと、誰が注文したのかがひも付き、タッチパネルで注文すればそれでおしまい。店員を呼ぶ必要がないのだ。何なら湯茶もセルフサービスになっていた。こうやってどんどん省力化して人手不足に対応していくんだろうな。

自分は全然オッケーだが、こうした機械が苦手な高齢者などは戸惑うかもしれない。現に、昔どおりの呼び鈴で店員を呼んで、メニュー見ながら口頭で注文するお客もいた。

1000006629そして退出時の精算も今やタッチパネル機械。先ほどのバーコードをかざし、ビール代千何百円かをキャッシュレスでもお支払い可能。有人対応無しで出られてしまった。

今後ますますこのような無人化が進むのだろうな。

1000006630さて帰路は、1kmにも満たない距離を歩けば北大阪急行の箕面船場阪大前駅に着ける。1年前は開通前だったので、今回延伸期間に初めて乗車した。

よく考えたら、この駅は地下にあるが、もう一つ北の先にある終点、箕面萱野駅は地上。南に向かって乗っても、またすぐ地上に出て、そしてかつての終点千里中央は地下で、また地上に出てを繰り返す。丘陵地帯のアップダウンを実感。

1000006634摂津富田まで帰ってきて、まだ飲み足りないしちょっと食べるものもということで、立ち呑みけさたんとを訪問。鯛のタタキとイカスミおにぎりを日本酒とともにおいしくいただいた。

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らぁ麺 櫻井

1000006571西京極のわか練(この指練)へ向かいがてらのラーメンパトロール第12弾、この日は出張先から直帰だったのでいつものルートからは大きく外れてしまうが、一緒のシリーズに入れておく。

四条大宮の交差点を北西方向、斜めの後院通沿いにある「らぁ麺 櫻井」を訪問。比較的最近できたラーメン店のようである。店内はL字型のカウンター席、まだだいぶ早めの時間帯だったので、客は自分一人のみ。

1000006572メニュー筆頭の品を注文。澄んだ醤油スープに、極細のストレート麺、薄茶色なのは全粒粉を使用だろうか。

鶏のダシが効いたあっさりスッキリで優しい味。麺の見た目とも相まって、和そばを食べていたんだっけと勘違いしそうな逸品。

チャーシューは肉厚の鶏チャーシューとトロトロの豚チャーシューの2種類。それと刻んだ白ネギ。

鶏出汁しょうゆらぁ麺 900円

無化調(化学調味料不使用)がウリとのこと。鶏白湯との二本立てが主力メニューとなっている。

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漫天兄弟

1000006550西京極のわか練(この指練)へ向かいがてらのラーメンパトロール第11弾、まだ続く。2回ほど所用などで練習会をパスしてる間に5月に入り、春をすっ飛ばして初夏のような蒸し暑さ。日も長くなってまだ煌々と明るい。

この日は九条通西洞院下ルにある「漫天兄弟」を訪問、これまでも何度も昼飯では寄っていたのだが、このブログには意外にも記載が無かったのでこのシリーズ上で改めて紹介。「家系」と大きく書かれているとおり、横浜家系ラーメンの店。店内はカウンター席とテーブル席、それと小上がりの座敷席。

1000006551メニューでは人気No1と記されている一品。黄色味がかった塩気強めのスープに、これまた黄色みの強い極太の縮れ麺。

トッピングにはチャーシューとほうれん草の茹でたものとうずら卵、そして板海苔。いかにもザ・横浜家系を象徴するスタイル。卓上にあるすりゴマ器でたっぷりすりゴマをかけていただくのがお気に入り。

板海苔をスープに埋めてしばらく置き、ドロドロになったタイミングでご飯に載せていただくのがお約束だが、このあと走るのでライスは控えておいた。

とんこつラーメン 900円

ご無沙汰している間にまたちょっと値上げになっているようだ。物価上昇でどこも大変。

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大阪・関西万博2025

1000006525先月から既に始まっている大阪・関西万博2025に赴く。会場は、大阪湾を埋め立てた人工島・夢洲。

JRと大阪メトロを乗り継いで向かう。中央線は中々の混雑ぶり。入場時間11時の予約で出向いての夢洲駅出口はこんな感じ。

1000006528ちなみに、チケットは相方氏の勤め先が協賛企業の一角をなしている関係で一日券が2枚支給され、子供たちには大阪府内在住の子供を対象に1人1枚の一日券が学校経由で支給されるため、うちら家族は誰一人入場料を払っていない。

それと、自分の母が55年ぶりの万博に行きたいということで一緒に連れて行くことに。母は以前から目を患って視野が狭くなっており、既に視覚障害者に分類される状態のため、障害者割引用のチケットを購入。入場時、一般客は手荷物チェックの長蛇の列に並ばねばならないが、障害者随伴の場合は優先レーンがあってさほどの行列待ちもなくすんなり入場できた。

1000006526東ゲートから入ってすぐのところに、今回の万博のキャラクターである「ミャクミャク」の像がお出迎え。何とも不気味な見た目であるが、これは赤血球的な細胞と血漿のような液体の組み合わせだと私は考えている。

そもそも今回の万博は「医療万博」と銘打って医クラの祭典となる予定だったと聞いたことがある。ただ、それじゃあんまりだろということでスローガンは「いのちかがやく」に設定されたのだとか。ミャクミャクという名前も、当然「脈」から由来しているのだろう。で、このいでたちは発表当初気持ち悪いと酷評されたが、長らく晒されているうちにそこそこ人気者になっているようだ。

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入場したはいいものの、事前に予約が取れたパビリオンは一つもなく、どこにも行く当てがない。まずは腹ごしらえということで、大屋根リングの下で持ち込んだおにぎりを頬張る。ベンチは所々に設置されているものの、ほぼ満席で5人連れが固まっては座れない。そこで、これも持ち込んだ折りたたみ椅子をリングを支える太い柱の周りに配置して座り込む。曇り時々晴れの蒸し暑い気候だったが、日陰で海風が吹き抜けると過ごしやすい。

食べ終わったら、子供らはすぐ近くにあった遊具でひとしきり遊んだ後、大屋根リングの上に上がってみた。エレベータやエスカレータが所々に設置されている。

上がってみて想像と違ったのは、単なるウッドデッキのみではなく、競輪場のバンクのように斜面が連なっていて、斜面の部分には一面の草花が植わっていたことである。
1000006530大屋根リングは、会場全体を取り囲うようにぐるっと一周2kmほどの円を描いている。

ここで次男坊が突然ここを一周走ってみたいというものだから、やれるものならやってみな、ということで送り出す。子供には位置情報を調べる用のタグを持たせており、3分おきぐらいで所在地を地図上にプロットして見ることができる。徐々に円周の先へ進んでいるのが分かり、15分程で元の場所に無事帰ってきた。

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大屋根リングから会場中心方向の見た目はこんな感じ。特徴ある形状をした海外のパビリオンもいくつか見受けられる。
1000006532予約無しでも立ち寄れるところに行ってみようということで、「いのちの遊び場 クラゲ館」を訪問。なんかケッタイな楽器がいくつか置かれて子供らが鳴らしたり、寄せ書きを掲げていくようなコーナもあった。

まあ、すぐ入れるようなところはこんなもんか。何かのワークショップのようなものもやっていたが、こちらは事前予約要のものらしい。

1000006533ミャクミャクデザインカラーの遊具(というか小山)があるところでまた次男坊が遊ぶ。

向こうに「コモンズ」と書かれたパビリオンがあるが、これは「コモンズ館」というもので、外国単体ではパビリオンを作れない小国が、広い館内に各国のブースを展開していくというもので、これは事前予約なしで見学できる。

それで、国によってはスタンプコーナーが設けられていて、その国の名前などが書かれたスタンプを台帳に押すことができる。その台帳自体も万博公式の売り物としてあるらしいが、SNSで先行した利用者の書き込みによれば、期限が切れたパスポートの入出国ビザスタンプ欄に押していくのが、海外に行ったっぽくて楽しいというTipsを聞いていたので、パスポートを持参していた。確かにその雰囲気が似ており、コモンズ館なら一気にたくさんの国のスタンプを押せる。

1000006534プチ外国巡りも、子供らがもう疲れた帰りたいと言い出したので、再び休憩。会場内に電気バスが留め置かれ、休憩所として開放されている。

中はエアコンが効いていて涼しい。電気駆動だからバス特有のディーゼル臭さもない。スマホ充電用のポートもいくつか車内に設けられていた。韓国・ヒュンダイ製のバスで、運転席も座る体験用に開放されており、運転士の帽子も貸してくれて撮影もしてくれた。今回の万博訪問唯一の自分が写った画像がこれ。

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子供らはもう帰りたいモードに入ってしまったので、帰路につきつつ通りがかったのがイタリア館。今回の万博で最も高い評判を得ているそうで、何とあの有名な宇宙を担ぐアトラス像の本物を本国からこの会場に運んでおり、間近で見られるのだそうだ。事前予約の抽選でトライしたが当然落選している。

通りがかった際は館の前でフェンシングの試合を披露していた。
1000006536最後にあと一箇所だけ寄らせてくれと自分がわがままを言ったのが、コモンズBのパビリオン。

子供らはもう中には入らないということで私単独で潜入。

1000006537チェックしたかったのは、ナウル。オーストラリアの北方にあるオセアニアの小さな島国。この国の日本事務所のX(旧Twitter)アカウントが、なぜか超絶大な人気を誇っており、フォロワー数はナウルの総人口をはるかに上回っている。

ナウルは、かつては大量に堆積した鳥の糞がリン鉱石となって輸出し儲かっていたのだが、取り尽くして枯渇してしまい貧しい国に転落というなかなかにロックな経過をたどっている国である。あのXアカウントが無ければここまで注目されることはなかっただろう。

1000006538そしてさしたる展示品も無い中でひときわ異彩を放つのが、この白い楕円のテーブル。何かをこの上に展示するつもりだったわけではないそうである。

私の解釈では、このテーブルはナウルそのものを象徴しているのだと思う。かつてリン鉱石で豊かだったのが、今は何もなくなってしまった、ということを示す象徴である、と。

なお、帰り際に、通期パスを割引価格で購入できる用のコード(5月いっぱいまでの限定)を入手はしたのだが、果たして、年パスを買ってまでリピートするほどのものだったかというと、正直自分にはそこまでは刺さらなかった。さてこの万博、賛否いろいろ分かれるところだが、最終的な評価や如何に。

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新幹線大爆破(2025 NETFLIX)

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先月から動画配信サービス「NETFLIX」で配信の始まった映画、新幹線大爆破。1975年の作品をリメイクならぬリブートした作品ということで大変気になっていたのだが、ついにというかようやく鑑賞できた。
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以下、NETFRIXの配信記事より引用(将来ページが消えてもいいように以下抜き出し)

笑顔で新幹線に乗り込む人々の姿、安全運行を目指し業務に邁進する乗務員など、新幹線が日常に溶け込む平和な様子から始まる。しかし、どこにでもある日常から突然、激しいアラームが鳴り響き、今まさに走り出した新幹線に爆弾が仕掛けられたという衝撃の事実が告げられる。

騒然とする人々を嘲笑うかのように、乗客・乗員の身代金として1,000億円を要求する犯人の音声が流れ、政府と警察、そして全国民を巻き込む未曾有の大事件へと発展していく。

恐怖が蔓延するはやぶさ60号の中、何よりも乗客の安全を最優先し爆破回避のために奔走するのは、草彅剛演じる車掌の高市と、新幹線に乗り合わせたもう一人の車掌・藤井(細田佳央太)、そして、運転士の松本(のん)だ。若さゆえに自身もパニックを起こしかける藤井へ向け、力強い眼差しで「一番やばいのは俺たちがパニックになることだ」と悟し、鉄道人としての誇りと正義にかけて事件と車内の対処に当たっていく高市たち。時速100km以上を維持しながらも安全走行を忘れない、運転士の誇りを持つ松本も、必死の表情で業務に当たる姿が解禁された。

それでも尚、爆弾の恐怖に怯えるはやぶさ60号の乗客たち。衆議院議員・加賀美(尾野真千子)と起業家YouTuberの等々力(要潤)は声を荒げ、乗り合わせた乗客たちは、いつ爆発するとも知れない極限の状況下で次第に冷静さを失っていく。パニックと恐怖で荒れる乗客たちの元には高市や藤井の姿が見られ、刻一刻と事態が変わる前代未聞の状況に、対応を迫られる緊迫感あふれる様子も映し出されている。

一方、はやぶさ60号を救出すべく指示を出すのは、新幹線総合指令所の総括指令長・笠置(斎藤工)だ。司令室にいながら、車内の高市らと連携し、あらゆる手を尽くして新幹線に乗る乗客・乗員全ての人命を救おうと動く彼らだが、被害を最小限に抑えようとする政府の苦渋の決断と、犯人逮捕に向けて動く警察の様子も映し出され、車内はもちろん、日本全土を巻き込んで、状況は混乱を極めていく。


予告編動画


1000006480さて感想などのその前に、今回ネットフリックス動画を見た経緯についてメモ。御存知のとおりネトフリは有料の動画配信サービスなので料金を支払わなければならない。基本的には月ごとのサブスクリプションなのだが、今回この作品だけサクッと見ておしまいとし、うっかりズルズルと月額料金を払い続けることが無くて済むよう考えたのがこちら。

コンビニに陳列されている各種のギフトカードのうち、NETFLIX用も、マイナーではあるが売られている。金額は2000円~3万円まで指定できるが、ここで最低額の2000円分を購入し、ネトフリに登録する際に、クレジットカード情報の代わりにこのギフトカードに書かれているコードを入力。そうすると、2000円分課金されたのと同じ状態となり、かつ、ネトフリにはクレジットカード情報を渡さずに済む。

月額料金は、広告付きの890円、スタンダード1590円、プレミアム2290円といずれもきっちり合致はしないが、端数は日割り計算してくれるそうだ。今回はスタンダードプランで契約したので、1ヶ月と数日間の視聴が可能、それを過ぎたら見られなくなるだけでうっかり料金が引き落とされるということはない。1回映画館に行くことを考えれば、2000円なら十分元が取れるといえる。

(さてここから本編への感想等となるので一応ネタバレバリア)

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ポンポン山と高槻ジャズスト2025

1000006462みどりの日のこの日、子守当番非番なので、ポンポン山往復に走りに出た。

かつてはマラニック企画を組んで複数名のパーティーで向かったものだが、その後ハイキングに縮小し、ここ最近は企画することもなくなって、自宅発着の単独走である。

上の口経由で神峰山寺、そして本山寺へ登る白い悪魔とほぼノンストップで差し掛かる。

一番キツくなる「地獄の四丁目」(勝手に命名)も這々の体でゆっくりと登る。

1000006463本山寺手前、昨秋に訪れた際には土砂崩れの影響でトイレ使用不可だったのは、今はもう解消しているようだ。

ただし、本山寺境内の手水場は渇水のため水が枯れていた。こちらはペットボトル持参だったので何とかなったが、手ぶらでここの水を当てにしていたら危なかった。

1000006464トレイルコースに入ってからは、さほど速くもなく、前方のハイカーに追いついたらこれ幸いとばかりに後ろを歩いて休憩、無理な追い越し一切せず。

出る時間が比較的早かったので12時前に頂上へ到着。そこそこの賑わい、やや霞がかっているが天気は上々。おにぎり1個ほおばってすぐに復路へ

1000006465芥川沿いのアクアピアは高槻ジャズストリートの会場の一つとなっており、ビッグバンドが景気よくメロディーを放っていた。結構遠くからも聞こえていた。

往復で30kmほど、ネットタイムで3時間30分程度。久々のロングランで疲れた。

1000006466帰宅後程なくして、高槻ジャズストリート初参加のラン友から、勝手が分からないので案内してほしいとのオファーがあり、疲労した脚を引きずりながら高槻駅へ。

関西大学キャンパスを初めて訪れ、画像はその次に移動したアクトアモーレの会場。パワフルなサックス(クラリネットかも)を拝聴。

1000006467続いては店の中で飲みながら聴くパターンということで、cafe&diner PLUTOへ。ここは10年以上前にたかつきバルで訪れて以来か。入れ替え制となっているため店先で待つことにすると、次の出番の演者も待機中でしばし雑談。

時間が来て店内へ。ワンドリンク制でビールを頼んだが、グラスが小さめで思わずちっちゃ、と突っ込んでしまう。それはさておき、ここでは透明感のある女性ボーカルの歌声に魅了。

1000006468さらには中心部付近の賑やかそうなあたりということで阪急高槻市駅北側の会場へ。近くの酒屋で缶ビールを買い込んで、うまい具合にベンチがあったので座って飲みながらプロサックス奏者の音色を聴けたが、あいにくステージを後ろから眺める格好となり見栄えは悪く画像なし。

ここの画像は移動中にとおりがかった高槻市駅ガード下の会場をチラ見したもの。いずれもたくさんの人だかりができている。

1000006469最後に立ち寄ったのはBar SOLT。ジャズストには何度も来ているがここは初めて訪れた。

すぐ左隣がジャズストのメッカ、JK cafeなのだが、そちらはとんでもない混雑ぶり<でとても入れそうにない。

1000006470ここはトランペットがメイン。ズバリど真ん中のジャズミュージックが最後に回ってきて締めとして上々。まあたまたまそうなっただけだが。

それで、近年の高槻ジャズストでは累積赤字が積み重なって存続が危ぶまれてるとのこと。それを受けて今年は初の試みとしてクラウドファンディングで寄付を募っていた。自分もわずかばかりだが協力。後日確認したところ、無事目標額の750万円を達成し、さらにオーバーテイクを積み上げたとのこと。これで少なくとも次回は安泰か。

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伊丹空港マラニック2025

1000006386GW前半戦のランニングイベントとして、わかちゃんFRCの企画「伊丹空港マラニック」に参加。

最初の集合場所はJR総持寺駅で、ここからワンウェイで走っていく。家から近いので電車に乗らず歩きで到達。

1000006387集合時間まで余裕を見過ぎたので時間が余り、駅近くにある総持寺を訪れた。というか駅名の由来がこの寺だものな。

近所にありながら、意外にも境内に入ったのは初めてかもしれない。高野山真言宗、西国二十二番札所にもなっている総持寺の中は想像以上に広かった。いろいろな説明書きを見ていると、茨木高校が最初にできたのもこの地だったというのは初耳だった。すぐに手狭になって今の場所に移転したそうだ。

1000006388さて集合時間の10時を迎えてマラニックスタート。最初は茨木川沿いを走る。この茨木川も、今でこそ国道171号線のあたりで安威川に合流しているが、かつての流路は異なっており、茨木市役所の横あたりを南に向かって流れていたのを、人為的に付け替えたのである。旧茨木川跡は公園や道路になっている。

茨木川と西国街道が交わるあたりで、西国街道沿いに進路を取る。中河原のあたりに大きな石碑が建っていた。「東 大津十一里 京都七里」「南 堺九里 住吉七里 大坂五里」などと書かれている。かつては交通の要衝だったようだ。

1000006389さらに西へ進むと、郡山宿、通称「椿の本陣」。ここはこれまでも拙ブログで何度か登場しているので詳細省略。コロナ禍以降内部の見学はできないままとなっているのが残念。

これ以外にも街道沿いには昔からあったんだろうなと思われる立派なお屋敷が点在。試しに表札を見てみると笹川さん。すぐ近くにもまた笹川さん。何戸も笹川さんが存在。同行者の話によれば、あの笹川財団の笹川家がこのあたりに多く居を構えているらしい。

1000006390勝尾寺口の鳥居。実際の勝尾寺はここから北へ4キロほども離れている。

まあ、西国街道以外に大きな道は無く、徒歩移動が当たり前だった往時からすれば、高速道のICで最寄りと言いつつも結構離れた場所の地名が付くのと大して変わりはないか。休憩のため一旦ここで北上してコンビニに立ち寄る。

この先、画像はないが、千里川に差し掛かると川沿いへ進路を変え、コース取りの都合か新御堂筋に当たったら一旦南下してしばらく進んで右折、のち再び千里川沿いに合流。新御堂筋南下では結構な登りが続き、西向きに変わると今度はその登った分を下る。千里丘陵の存在を走って実感。

千里川沿いの緑道を走っていると車から声を掛けられる。誰かと思えば相方氏と息子達。この日の朝から、川西方面に農作業の手伝いに行っていた帰りに、スマホの位置情報で近くにいるとわかって寄ってきた模様。

1000006391川沿いの道が舗装路でなくなってからしばらくすると、ようやく大阪・伊丹空港の南東端に到着。結構な人だかりができている。

1000006392飛行機の着陸ウォッチングを開始。

Flightradar24のおかげで、次に来る機材がどこから来た何かが簡単に分かる。便利な世の中になったものだ。

1000006393好天ではあるが、時折やや強めの風が吹くコンディションのため、着陸機がちょっとふらつくように見える場面も。


動画でも記録。この機材は大阪・関西万博のキャラクター「ミャクミャク」がペイントされている。

別の機材の着陸。B-737やエンブラエル170、プロペラ機のボンバルディアあたりが多くて、たまに大物としてB-787が来るぐらい。

なお、千里川土手では公園整備の工事が始まるようで、完成すればもっと見やすい環境となることが期待できそうだ。
1000006394空港をあとにして、伊丹市内のゴールの銭湯を目指す。空港のすぐ近くに「田能遺跡」があったので立ち寄る。弥生時代の遺跡だそうだ。

竪穴式住居も建っているがこれはレプリカ。実際の遺跡は現在の地表の数メートル下で発見されたそうだ。

1000006395伊丹市街に入り、福知山線を渡るあたりでグッと地面が高くなる。おお、これは伊丹台地の端に違いない。台地の端は水を得やすいということで、白雪の酒造所があった。

市街地をしばらく行って、ようやくゴールの橘温泉に到着。銭湯に似つかわぬスタイリッシュな外観。

1000006402この日走ったルートをStravaでトレースしたのがこちらの画像。

全行程約25km。

1000006397お風呂のあとは、阪急新伊丹駅近くの居酒屋「た藁や」で打ち上げの宴会。その名のとおり藁焼きがウリのようである。

16時スタートで当初の客は我々だけだったが、出る頃にはほぼ満席。

1000006398阪急に乗って帰っていると、二次会しようぜということになり淡路駅で途中下車。淡路で乗り換えることはあっても降り立つのは初めてかもしれない。

「あわや」という立ち飲みの店だがテーブルに座って飲む。メニューがすごく多いのと、値段がめちゃ安い。十三に近い雰囲気だ。

1000006399富田駅で降りて、ここまで来れば一人三次会で「けさたんと」へ。この日は鯨肉があるというので、それをいただいた。

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枚方凍氷2025

1000006336子守当番に当たっているこの日は、天気もいいし暑くなりそうだから枚方凍氷でかき氷でも食べようか、ということで自転車にて枚方方面へ。

先に昼ごはんを枚方モールのマクドナルド(かなりの混雑)で済ませた後に、久しぶりの枚方製氷訪問。拙ブログ記事及びFacebook投稿を振り返っても2021年以来4年ぶりのようだ。その間に一昨年2023年にリニューアルを行っているそうで、若干イートインスペースも広くなって外装もオシャレに変わっている。時期的にはまだ早いのか、店はガラガラで待ち時間なしで注文できた。

1000006337ジュニア達がそれぞれブルーハワイの青、イチゴの赤、そして自分がマンゴーの黄色と見事に三色揃い踏み。値段は昨今の物価上昇を受け1杯450円となっていたが、それでも十分良心的と言えよう。

かつては後部座席に載せていた次男坊も、今や枚方までの往復18km程を自転車自力で完走できるようになって成長ぶりを実感。

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